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印刷用データ(全ページ) 2015年8月21日更新 | 一般財団法人 日本税務協会

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(1)

平 成

27 年 度

税制改正

(2)

(1) 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の延長・拡充

(2) 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置の創設

(1) NISAの拡充

(2) 住宅ローン控除等の延長

(3) 国外転出をする場合の譲渡所得課税の特例の創設

◎成長志向に重点を置いた法人税改革

(1) 法人税率の引下げ

(2) 課税ベースの拡大等

(3) 賃上げへの配慮措置

◎地方拠点強化税制の創設

◎復興支援

3

7

9

税 制 改 正

法 人 課 税

資 産 課 税

個 人 所 得 課 税

Chapter

1

Chapter

2

Chapter

3

(3)

平成27年度の税制改正( 内国税関係 )による増減収見込額

参 考

(1) 消費税率10%への引上げ時期の変更等

(2) 外国人旅行者向け消費税免税制度の拡充

(3) 国境を越えた役務の提供に対する消費税の課税の見直し

(4) たばこ税の見直し

(5) 車体課税の見直し

(1) 外国子会社配当益金不算入制度の見直し

(2) 非居住者に係る金融口座情報の報告制度の整備

(3) 国境を越えた役務の提供に対する消費税の課税の見直し(再掲)

(4) 国外転出をする場合の譲渡所得課税の特例の創設(再掲)

(1) 国外居住親族に係る扶養控除等の書類の添付等義務化

(2) 財産債務明細書の見直し

(参考) マイナンバーが付された預貯金情報の効率的な利用の推進

12

16

17

消 費 課 税

国 際 課 税

納 税 環 境 整 備

Chapter

4

Chapter

5

Chapter

6

(4)

①欠損金繰越控除の見直し

 欠損金の繰越控除制度が課税ベースを大きく侵食している状況を改善するとともに、控除制限を 受けたくない企業には収益改善のインセンティブをもたらすよう、大法人の控除限度(改正前:所得 の80%)を引き下げます。

国・地方を通じた法人実効税率

 27年度改正では、法人事業税(地方税)の所得割の税率(改正前:大法人向け7.2%)の引下げと 合わせて、国・地方を通じた法人実効税率は、次のようになります。また、以後数年で、法人実効税率を 20%台まで引き下げることを目指します。

※27年4月1日以後に開始する事業年度において適用します。  法人税率を、25.5%から23.9%に引き下げます。

法人税率

法人事業税所得割(標準税率)

国・地方の法人実効税率

25.5% 7.2%

34.62%

23.9% 6.0% 32.11% (▲ 2.51%)

23.9% 4.8% 31.33% (▲ 3.29%)

改正前 27年度 28年度

法 人 課 税

(1) 法人税率の引下げ

(2) 課税ベースの拡大等

 「課税ベースを拡大しつつ税率を引き下げる」ことにより、より広く負担を分かち合い、「稼ぐ力」の ある企業等の税負担を軽減することで、法人課税を成長志向型の構造に変えます。

成長志向に重点を置いた法人税改革

参 考

※所得割の税率には、地方法人特別税を含みます。

所得の全額

23年度改正法の施行前に再生手続開始の決定等 があった法人を対象とした経過措置

27年4月1日以後に

開始する事業年度 所得の65%

所得の50%

29年4月1日以後に 開始する事業年度 控除限度

(大法人) 所得の80%

再建中の 法人の特例

繰越期間 新設 法人の特例

改 正 後 改 正 前

所得の全額

(再生計画認可の決定等の日から7年後の日の属する事業年度まで) ※再上場等の場合、以後の事業年度は対象外。

※23年度改正の経過措置については、統合して廃止。

所得の全額(設立日から7年後の日の属する事業年度まで) ※上場等の場合、以後の事業年度は対象外。

10年に延長

※29年4月1日以後に開始する事業年度に生じた  欠損金について適用。

※帳簿書類の保存期間等も10年に延長。 ※20年4月1日以後に終了する事業年度に

 生じた欠損金

(再生計画認可の決定等の日から 7年後の日の属する事業年度まで)

9年 Chapter

(5)

■外形標準課税の拡大

■負担変動に対する配慮措置

■外形標準課税における賃上げへの配慮

②受取配当等益金不算入制度の見直し

 地方法人課税における応益課税を強化し、企業が「稼ぐ力」を高めるインセンティブともなるよう、 大法人向けの法人事業税のうち、外形標準課税を拡大します。

 これにあわせて、大法人の所得割の税率(改正前:7.2%)を引き下げます。(再掲)

 一定規模以下の法人において、外形標準課税の拡大により負担増となる場合、負担変動に対 する配慮措置を講じます(27・28年度)。

 法人税の所得拡大促進税制の要件を満たす場合には、給与等支給額の増加分を付加価値割 の課税ベースから控除する制度を導入します。

支配目的の株式(=持株比率が高い株式)への投資については、経営形態の選択等に税制が影 響を及ぼすことのないように100%益金不算入としつつ、持株比率の基準を見直します。

支配目的が乏しい株式等(=持株比率が低い株式等)への投資については、他の投資機会との選 択を歪めないように、新たに区分を設け、益金不算入割合を一部引き下げます。

参 考 地方税における法人事業税の外形標準課税の拡大等

※特定株式投資信託の分配金は、20%益金不算入。

0%益金不算入(全額益金算入) 分配金の額の1/2又は1/4の

額について、50%益金不算入 益金不算入

割合

持株比率 持株比率

25%未満 50% 5%以下 20%

25%以上 100% 5%超 1/3以下 50%

1/3超 100%

益金不算入割合 益金不算入割合

株式投資信託の 分配金

改 正 後 改 正 前

(*)27年4月1日以後に開始する事業年度において適用します。

所得割(7.2%) 外形標準課税1/4

改正前

27年度

28年度

付加価値割0.48%、資本割0.2%

付加価値割0.72%、資本割0.3%

付加価値割0.96%、資本割0.4%

(*)28年4月1日以後に開始する事業年度において適用します。 (*)27年4月1日以後に開始する事業年度において適用します。

所得割(6.0%)

所得割(4.8%)

3/8

外形標準課税

1/2

(6)

③租税特別措置の見直し

 控除限度額の総枠は「法人税額の30%」を維持しつつ、オープンイノベーションを推進する観点か ら、共同研究・委託研究などの「特別試験研究費」については、控除限度を別枠化(5%)します。 (限度超過額の繰越制度は廃止します。)

 「特別試験研究費」の範囲を拡充するとともに、税額控除率を引き上げます。

 生産等設備投資促進税制を廃止するなどの見直しを行います。 ■研究開発税制(総額型)の見直し

■その他の租税特別措置の見直し

■平成27・28年度において法人税の先行減税を行い、経済の好循環の定着を力強く後押し

■所得拡大促進税制の要件緩和

■法人事業税(外形標準課税)における賃上げへの配慮(再掲)

(3) 賃上げへの配慮措置

給与等

支給額 給与等支給額

給与等 支給額 2%

2%増

2% 2%

2%増

2% 3%

3%増

3% 5%

5%増 5%増

5% ㉔ ㉔ ㉕ ㉕ ㉖ ㉖ ㉗ ㉗ ㉘ ㉘ ㉙ ㉙ 4%

3% 3%増

㉔ ㉕ ㉖ ㉗ ㉘ ㉙

《 改 正 後 》

中小法人

《 改 正 前 》

○ 給与等支給額が基準年度(基本的に㉔)と比較して2% 以上(㉕・㉖)/ 3%以上(㉗)/ 5%以上(㉘・㉙)増加して いる等の要件を満たす場合、増加分の10%相当額を税 額控除。(法人税額の10%(中小法人20%)が上限。)

(*)27年4月1日以後に開始する事業年度において適用します。

8~10%(中小法人12%)

法人税額の25%

①:30%、②~④等:20% 法人税額の5%(別枠)

※控除限度超過額の繰越控除は廃止。

改 正 後 法人税額の30%

控除限度の総枠

税額控除率 8~10%(中小法人12%)

法人税額の30%(26年度末まで。原則20%)

以下の試験研究に要する費用

12%

一般試験研究費の控除限度の枠内

①国の試験研究機関等・大学との間の共同・委託研究 ②民間企業との共同研究

③中小企業者への委託研究 等

※控除限度超過額は1年間繰越。

控除限度額

範 囲

税額控除率 控除限度額

法人税額の30%(26年度末まで。原則20%)

改 正 前

・③の委託先に「公益法人等、地方公共団体の機関・ 地方独立行政法人等」を追加

・「④中小企業者から知的財産権の許諾等を受けて 行う試験研究」の知的財産権の使用料を追加

(7)

■特別償却又は税額控除制度の創設

■雇用促進税制の拡充

 平成30年3月31日までに「計画」について認定を受けた法人が、その計画に沿って、認定の日から2年 以内に取得等をした建物等及び構築物で、一定の規模以上のものについて、次の措置を講じます。   「移転型」 : 特別償却25% or 税額控除7%(「計画」認定が29年4月1日以後は4%)   「拡充型」 : 特別償却15% or 税額控除4%(「計画」認定が29年4月1日以後は2%)

 平成30年3月31日までに「計画」の認定を受けた法人が、雇用促進税制の要件(既存の要件ⅱを除く) を満たす場合、認定以後3年間、次の雇用促進税制の特例を適用できる措置を講じます。

※税額控除額の上限は当期の法人税額の20%

※税額控除額の上限は、既存の雇用促進税制と地方拠点強化税制(投資減税)とを合わせて、当期の法人税額の30%

「法人全体の前期比雇用増×40万円」の税額控除 移転型の「計画」である場合に 限り、当該地方拠点における 計画認定直前期の雇用者数に

対する雇用増 ×30万円

既存の雇用促進税制 特例1 特例2

要件 i: 法人全体の前期比雇用増が5人    (中小2人)以上

  ii: 法人全体の雇用者数が前期比

    10%以上増        等

当該地方拠点の前期比雇用増 (法人全体の前期比雇用増を上限)

×50万円

(要件ⅱを満たさない場合、20万円)

 地域再生法の改正により本社機能を東京圏から地方に移転したり、地方において拡充しようとする 法人が計画を作成し、地方公共団体がこれを認定する枠組みを前提として、次の措置を創設します。

地方拠点強化税制の創設

 福島復興再生特別措置法の改正を前提に、「避難解除区域等」への帰還を希望する事業者で、

事業再開に向けた計画を作成し、福島県知事の認定を受けたものについて、事業再開投資に要する 費用の支出に充てるための準備金制度を創設します。

復興支援

■福島再開投資等準備金制度の創設

東京23区 支援対象の区域(3大都市圏以外)

「移転型の計画」が認定された年度に、

 東京本社→ 地方拠点 【30人異動】   新規採用 【地方拠点20人】【その他地域5人】

その他の 地域

移転型の計画の認定

東京本社

新規雇用 5人 新規雇用 20人 地方 拠点 《 適 用 例 》

30人

新本社

30人異動 地方拠点:前期比+50人

法人全体:前期比+25人 40万円 50万円

30万円

特例 2

特例1

(既存の雇用 促進税制)

(10%以上雇用増要件を 満たさない場合、20万円)

(×最長3年)

(8)

(注1) 上記は、良質な住宅用家屋(耐震・エコ住宅)に係る非課税枠です。なお、平成27年より、良質な住宅用家屋の範囲にバリア フリー住宅を追加するとともに、エコ住宅の要件を見直します(一次エネルギー消費量等級4以上の住宅を追加)。

※消費税率引上げに伴う経過措置により、28年9月末までに請負契約を締結すれば、引渡しが29年4月を過ぎても、旧税率(8%)を適用。

(注2) 上記以外の一般住宅に係る非課税枠は、500万円減となります。

(例:平成28年10月~平成29年9月に消費税率10%で住宅購入の契約をした者であれば、2,500万円)

(注3) 改正前は、贈与を受けた時期によって適用される非課税枠が決まっていましたが、改正後は、住宅用家屋の取得等に係る契 約の締結時期によって決まります。なお、平成27年1月以後に贈与を受けたものについては、平成26年以前に契約を締結した ものであっても、1,500万円が適用されます。

(注4) 東日本大震災の被災者については、非課税枠(良質な住宅用家屋:1,500万円、一般住宅:1,000万円)を平成31年6月末ま で継続します。ただし、消費税率10%が適用される住宅購入者の平成28年10月から平成29年9月までの非課税枠については、 良質な住宅用家屋:3,000万円、一般住宅:2,500万円となります。

(注5) 住宅取得等資金に係る相続時精算課税の特例(贈与者の年齢が60歳未満の場合でも相続時精算課税の適用が可能)に ついても、平成31年6月末まで継続します。

 両親や祖父母の資産を早期に移転することを通じて、足元の住宅市場の活性化、消費税率10%への 引上げ前後における需要の平準化等を図るため、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置につい て、適用期限を平成31年6月30日まで延長した上で、非課税枠を最大3,000万円まで拡充します。

(1) 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の延長・拡充

消 費 税 率 10%で 住宅購入の契約を した者に非課税枠 を上乗せ

1月〜12月 1月〜9月 10月〜9月

駆込み期

10月〜9月 10月〜6月

市場活性化策 反動減対策

1,000万円

27年 28年 29年 30年 31年

改正後(27年〜31年6月末)

【 10%適用枠】

消費税率引上げ (29年4月)

1,500万円

1,200万円

800万円

1,500万円

1,200万円 3,000万円

経過措置終了 (28年9月末)※

Chapter

(9)

 両親や祖父母の資産を早期に移転することを通じて、子や孫の結婚・出産・育児を後押しするため、これ らに要する資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置を創設します。

(2) 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置の創設

結婚・子育て資金を一括して 拠出(贈与)

❶贈 与 者が 死亡した場 合、その時 点 の 残 高 を 相 続 財 産に加算

❷ 使い残しに 対して贈与 税課税 《下記の結婚・子育てに必要な資金に限って払出し可能》

(ベビーシッター費含む)

・挙式費用 ・新居の住居費 ・引越費用

【 結 婚 】 【 妊娠・出産 】 【 子育て 】 50 歳到達時

・不妊治療費 ・出産費用 ・産後ケア費用

・子の医療費 ・子の保育費

親・祖父母 子・孫

預入金

非課税

限度額:1,000万円

※使途が結婚関係 のものは、300万円

育児関係 資金 出産関係

資金 結婚関係

資金 制度の概要

 親・祖父母(贈与者)は、金融機関に子・孫(20歳以上50歳未満。受贈者)名義の口座等を開設し、  結婚・子育て資金を一括拠出。この資金について、子・孫ごとに1,000万円までを非課税とします。

 相続税回避を防止するため、贈与者死亡時の残高を相続財産に加算します。

 受贈者が50歳に達する日に口座は終了します。使い残しに対しては、贈与税を課税します。

 平成27年4月1日から平成31年3月31日までの措置です。

(10)

 現行のNISAについて、年間の投資上限額(現行:100万円)を、平成28年から

 120万円(累積600万円)に引き上げます。

 若年層への投資のすそ野拡大などの観点から、ジュニアNISAを創設します。

※NISA、ジュニアNISAを通じた実質的な投資枠が大きく拡大します。

《 拡 充 後 》 《 現 行 》

ジュニアNISAの概要

非 課 税 対 象 年間投資上限 非課税投資額 口座開設期間 非 課 税 期 間 運 用 管 理

: : : : : :

20歳未満の人が開設するジュニアNISA 口座内の少額上場株式等の配当、譲渡益

80万円

最大400万円(80万円×5年間)

平成28年から平成35年までの8年間 最長5年間

親権者等の代理又は同意の下で投資、18歳になるまで原則として払出し不可

(1) NISA

(非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得の非課税措置)

の拡充

【 夫 】

100

万円 累積500万円

20歳未満は 利用不可

ジュニア NISA

80万円 累積 400万円

ジュニア NISA

80万円 累積 400万円 20歳未満は

利用不可 【 妻 】

100

万円 累積500万円

大人

【 夫 】

毎月の定額投資 に適した金額

120万円 (10万円×12ヵ月)

累積600万

【 妻 】

毎月の定額投資 に適した金額

120万円 (10万円×12ヵ月)

累積600万 大人1人あたり

累積1,000万円

(1年の投資額200万円)

大人1人あたり 累積1,000万円

(1年の投資額200万円)

Chapter

(11)

※個人住民税の住宅ローン控除の特例、被災者等に係る住宅ローン控除の特例についても、同様の措置を講じます。 ※すまい給付金及び住まいの復興給付金についても、同様の措置を講じます。 

 平成29年末までの適用期限とされている住宅ローン控除等の措置について、消費税率10%への引 上げ時期の変更に伴い、その適用期限を平成31年6月末まで1年6ヶ月延長します。

(2) 住宅ローン控除等の延長

26.1.1 27.1.1 28.1.1 29.1.1 29.12.31 30.12.31 31.6.30

住宅ローン控除 (認定住宅)

住宅ローン控除 (一般住宅)

消費税率 5%

8%へ引上げ 10%へ引上げ

26.4.1 27.10.1 29.4.1

200万円

300万円

400万円

適用期限

適用期限 500万円

10%へ引上げ

1年半

1年6ヶ月延長

(12)

※国外転出時において保有する有価証券等の価額が1億円以上の者であり、かつ、原則として国外転出の日前10年以内において  5年を超えて居住者であった者

 租税条約上、株式等を売却した者が居住している国に、そのキャピタルゲインに関する  課税権があることを利用して、巨額の含み益を有する株式等を保有したまま国外に転出し、  キャピタルゲイン非課税国で売却するといった課税逃れが可能となっています。

 このため、平成27年7月以後に国外に転出する一定の高額資産家(※)を対象に、

 国外転出時に未実現のキャピタルゲインに対して特例的に課税を行うこととします。

 また、納税資金が不十分であることを勘案し、納税猶予(最長10年)を選択できることとします。

(3) 国外転出をする場合の譲渡所得課税の特例の創設

■ふるさと納税の拡充

ふるさと納税に係る特例控除額の上限を、個人住民税所得割額の2割(現行:1割)に拡充します (平成28年度分以後の個人住民税について適用)。

確定申告が不要な給与所得者等については、ふるさと納税先団体数が少ない場合等に限り、ふるさ と納税先団体へ寄附する際に申請することで、確定申告をすることなく寄附金控除がワンストップで

受けられる特例的な仕組みを創設します(平成27年4月1日以後に行われる寄附について適用)。

地方税における見直し

参 考

(13)

※ 消費税率の引上げ時期の変更に伴い、住宅ローン控除等の延長(10ページ)等を実施します。

消費税率10%への引上げ時期について、平成27年10月1日から、平成29年4月1日に変更します。

「景気判断条項」(税制抜本改革法附則第18条第3項)を削除します。

(1) 消費税率10%への引上げ時期の変更等

(2) 外国人旅行者向け消費税免税制度の拡充

免税店を経営する事業者が、臨時店舗を設置しようとするクルーズ船寄港地の港湾施設について、 あらかじめ税務署長の承認を受けた場合には、出店の前日までに臨時店舗を設置する旨等を税務

署長に届け出ることにより、臨時店舗での免税販売を行うことができるようになります。

 消費税免税店の拡大及び利便性向上を図る観点から、平成27年4月より、

※ この場合、免税販売の購入下限額(一般物品:1万円、消耗品:5千円)について、各店舗における購入金額の合計額で判定できるようになります。 商店街やショッピングモール内などにおける各店舗の免税手続を、「免税手続カウンター」でまとめて行 うことができるようになります。

・免税手続(書類作成、包装) ・免税で販売

免税店X

購入下限額

一般物品:1万円 消耗品:5千円

・免税手続(書類作成、包装) ・免税で販売

免税店Y

購入下限額

一般物品:1万円 消耗品:5千円

《通常の免税店》

選択制

《手続委託型免税店》

・免税手続 (書類作成、包装) ・消費税相当額の返金

購入下限額  一般物品:1万円  消耗品:5千円 ※合算して判定可

免税手続カウンター 【免税店として許可】

商店街等

免税手続の委託

免税店B

免税店D 免税店A

免税店C Chapter

(14)

※ 事業者向けの取引とは、サービスの性質や取引条件等から、サービスの受け手が通常事業者に限られる取引(広告配信等)を、消費者向けの  取引とは、それ以外の取引(電子書籍や音楽の配信等)を指します。

※ 課税売上割合が95%以上の事業者や簡易課税事業者等については、事業者の事務負担に配慮する観点から、リバースチャージ対象取引を  申告対象から除外します。

※ 日本に事務所等を有しない国外の納税義務者は、国内に書類送達等の宛先となる居住者「納税管理人」を置くこととなります。

※ 事業者が、国外事業者から消費者向けサービスの提供を受けた場合において、当該国外事業者が国税庁長官の登録を受けているときには、  仕入税額控除が認められることとなります。

「事業者向け」のサービス について、国内事業者が

申告納税を行う。

国内外の事業者間における競争条件の公平性を確保する観点から、国外事業者が国境を越えて 行う電子書籍・音楽・広告の配信などの電子商取引に消費税を課税します。

(平成27年10月から施行)

サービス提供者が国外事業者である場合の課税方式について、

(3) 国境を越えた役務の提供に対する消費税の課税の見直し

事業者向けの取引については、「リバースチャージ方式」(サービスの受け手に納税義務を課す方式)を導入し、 消費者向けの取引については、国外事業者が申告納税を行う方式とします。

国 内 国 外

国 内 事 業 者

国 外 事 業 者

税 務 署

〈 納 税 義 務 者 〉

仕 入 税 額 控 除 申告

納 税

「消費者向け」のサービスに ついて、国外事業者が日本の

税務署に申告納税を行う。

国 内 国 外

国 外 事 業 者

税 務 署

〈 納 税 義 務 者 〉 事業者免税点制度を適用

申告 納 税

消 費 者・国 内 事 業 者

事業者向け取引に 係る課税方式

(リバースチャージ方式)

消費者向け取引に 係る課税方式

(15)

※ 「旧3級品の紙巻たばこ」とは、「わかば」、「エコー」、「しんせい」、「ゴールデンバット」、「ウルマ」及び「バイオレット」の6銘柄をいいます。  旧3級品の紙巻たばこに係る国及び地方のたばこ税の特例税率については、平成28年4月1日から 平成31年4月1日までの間、段階的に税率を引き上げることによって廃止します。

(4) たばこ税の見直し

http://www.mof.go.jp

財務省ホームページの税のページでは、税制改正の内容の御紹介などのほか、 税に関するメールマガジンの配信サービスや、税財政を楽しく学習する

キッズコーナーなども掲載しています。是非、御覧ください。

●たばこ1箱当たりのたばこ税額

(備考) 上記のたばこ税額は、国税であるたばこ税及びたばこ特別税、地方税である道府県たばこ税及び市町村たばこ税の合計税額です。    また、旧3級品の紙巻たばこの小売定価は、たばこ事業法により、メーカーの申請に基づき財務大臣が認可することとされています。

280

260

240

220

200

180

160

140

120

100 (円/箱)

27.4.1 28.4.1

244.88円/箱

116.24円/箱

136.24円/箱 +20円/箱

+20円/箱

+30円/箱

+58.64円/箱

156.24円/箱

186.24円/箱

244.88円/箱

29.4.1 30.4.1 31.4.1 税額差

128.64円/箱

0

一般の紙巻たばこ

旧3級品の紙巻たばこ

(16)

< 乗用車 >

■自動車重量税の見直し

■自動車取得税の見直し

■軽自動車税の見直し

 エコカー減税について、燃費基準の移行を円滑に進めるとともに、足下の自動車の消費を喚起す ることにも配慮し、2年間の経過的な措置として、平成32年度燃費基準への単純な置き換えを行う とともに、現行の平成27年度燃費基準によるエコカー減税対象車の一部を、引き続き減税対象と

する等の措置を講じます。

 自動車重量税と同様、燃費基準の移行を円滑に進めるとともに、足下の自動車の消費を喚起す ることにも配慮し、2年間の経過的な措置として、平成32年度燃費基準への単純な置き換えを行う とともに、現行の平成27年度燃費基準によるエコカー減税対象車の一部を、引き続き減税対象と

する等の措置を講じます。

平成27年度に新規取得した一定の環境性能を有する軽四輪等について、その燃費性能に応じた グリーン化特例(軽課)を導入します。

二輪車に係る税率の引上げ時期を平成27年4月1日から平成28年4月1日に1年延期します。 (例)軽四輪の自家用乗用車の場合

  ・電気自動車等:概ね75%軽減、平成32年度燃費基準+20%達成車:概ね50%軽減、    平成32年度燃費基準達成車:概ね25%軽減。

電気自動車等(※)

H27年度燃費基準 +20%達成 H27年度燃費基準 +10%達成 H27年度燃費基準 達成

電気自動車等(※)

H32年度燃費基準

+20%達成

H32年度燃費基準

+10%達成

H32年度燃費基準

達成

H27年度燃費基準 +5%達成

初回車検 2回目車検 初回車検 2回目車検

免税 免税

75%軽減 75%軽減

50%軽減 50%軽減

25%軽減

免税 免税

地方税における車体課税関係の見直し

参 考

※ この特例については、自動車税・軽自動車税における環境性能割の導入の際に自動車税のグリーン化特例(軽課)とあわせて見直します。 ※ 電気自動車等:電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、プラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル乗用車

(注1)車検証の交付等の時点において、H27年度燃費基準+5%を達成している車については本則税率を適用します。また、経過的にH27年度    燃費基準達成車(新車)に対し、本則税率を適用します。

(注2)ガソリン自動車・ハイブリッド自動車は、いずれもH17年排出ガス基準75%低減達成車(☆☆☆☆)に限ります。 (注3)バス・トラックについても、乗用車に準じて見直しを行います。

(5) 車体課税の見直し

《 改 正 後 》

《 改 正 前 》

(17)

 国際的な二重非課税を防止する観点から、外国子会社において損金に算入される配当を外国子会社 配当益金不算入制度の適用対象から除外することとします(原則、平成28年4月1日以後開始事業年度か ら適用します。)。

 租税条約等に基づいて金融口座情報を各国税務当局と自動的に交換するため、金融機関に対し非居 住者(条約相手国の個人・法人等)の金融口座情報の報告を求める制度を整備します。なお、金融機関に は、平成29年から必要な手続きを開始し、平成30年に初回の報告をしていただくこととしています。

(1) 外国子会社配当益金不算入制度の見直し

(3) 国境を越えた役務の提供に対する消費税の課税の見直し(再掲)

(4) 国外転出をする場合の譲渡所得課税の特例の創設(再掲)

(2) 非居住者に係る金融口座情報の報告制度の整備

B

[平成30年に初回の情報交換]

[平成30年に平成29年分を報告]

[平成29年から金融機関による手続開始]

新規口座開設者の氏名・住所、 外国の納税者番号、居住地国等を届出 日本居住者口座

(報告対象外) …

A国の税務当局 国税庁

B国の税務当局

X国居住者 口座 日本の金融機関

B国居住者 口座 A国居住者

口座

AA

AB

< 日本から外国への情報提供のイメージ >

日本

A国

B国

口 座 保 有 者( 非 居 住 者 )の 氏 名・住 所 、外 国 の 納 税 者 番号、口座残高、利子・配当

等の年間受取総額等を報告 保 有 情 報 等により既存口座保有者の 居住地国を特定

租税条約等に基づき、外国の税務当局に 対して年一回まとめて情報提供

※ 日本から外国に対して情報提供を行うことにより、外国から日本に対し、その国の金融機関に保有される日本居住者の金融口座情報が  提供されることとなります。

A

Chapter

(18)

納税者の親族であることが確認できる書類(戸籍の附票の写し、出生証明書等)

納税者が親族の生活費等に充てるための支払を行ったことが確認できる書類 (送金依頼書、クレジットカード利用明細書等)

提出基準(現行:所得2千万円超)を見直し、「 所得2千万円超 」かつ「 総資産3億円以上また は有価証券等※1億円以上(12月31日時点)」とします。

記載内容を見直し、財産の詳細を時価(見積価額も可)で記載することとします。

加算税の加減算によるインセンティブ措置を導入します。 

平成28年1月1日以後に提出すべき財産債務調書について適用します。

(1) 国外居住親族に係る扶養控除等の書類の添付等義務化

(2) 財産債務明細書の見直し

 日本国外に居住する親族に係る扶養控除等の適用の適正化の観点から、その適用を受ける納税 者に対し、平成28年分以後の所得税について、親族関係書類等の添付を義務付けることとします。

 マイナンバーが付された預貯金情報を税務手続きにおいて効率的に利用する観点から、銀行等に 対し預貯金情報をマイナンバーにより検索可能な状態で管理することを義務付けます(マイナンバー 法等の改正法の公布後3年以内の政令で定める日から施行)。

 所得税・相続税の申告の適正性を確保する観点から、現行の財産債務明細書について、以下の 見直しを行い、新たに財産債務調書として整備します(国外転出をする場合の譲渡所得課税の 特例にも活用が可能となります。)。

※ 「有価証券等」の範囲は、国外転出をする場合の譲渡所得課税の特例の対象資産と同様です。

※ 上記の改正内容を含むマイナンバー法等の改正法案については、現在、国会において審議が行われています(平成27年3月31日現在)。 ※ 国外転出をする場合の譲渡所得課税の特例に活用する観点から、有価証券等については取得価額も併記します。

※ 所得税・相続税の申告漏れがあった場合、

 ・ 財産債務調書に記載がある部分については、過少(無)申告加算税を5%軽減します(所得税・相続税)。

 ・ 財産債務調書の不提出・記載不備に係る部分については、過少(無)申告加算税を5%加重します(所得税)。

マイナンバーが付された預貯金情報の効率的な利用の推進

参 考

Chapter

6

納税環境整備

(19)

(注1) 上記の計数は10億円未満を四捨五入しています。

(注2) 「1.(4)欠損金の繰越控除制度の見直し」の平年度の増収見込額は平成29年4月1日以降に開始する事業年度より適用される改正の増収見込額であり、カッコ書きは平成27年     4月1日〜平成29年3月31日に開始する事業年度に適用される改正の増収見込額です。

(注3) 「1.(6)租税特別措置の見直し」は、研究開発税制の見直し(平年度1,140億円、初年度910億円)、生産等設備投資促進税制の廃止(平年度330億円、初年度250億円)、       太陽光発電設備の即時償却の廃止(平年度190億円、初年度140億円)及び特定資産の買換え等の場合の課税の特例の見直し(平年度130億円、初年度110億円)であり、     この中には、損益計上時期の変化に伴う一時的な増収も含まれます。

(注4) 「3.(1)自動車重量税のエコカー減税の対象範囲の見直し」欄の計数は、平成32年度燃費基準への置換えに伴い見込まれる税収からの減収額です。上記のほか、特別会計分の     減収見込額は、平年度▲130億円、初年度▲117億円と見込まれます。

(注5) 旧3級品の紙巻たばこに係るたばこ特別税の特例税率の廃止による特別会計分の増収見込額は、平年度2億円と見込まれます。

平成

27

年度の税制改正(内国税関係)による増減収見込額

(単位:億円)

改 正 事 項

1 課税

(1)法 税率の 下

(2)所得 壟促進税制の 充

(3)研究開発税制(総額 )の特別 研究費控除の 充

(4)欠損金の繰越控除制度の見直し

(5)受取 等の益金不算入制度の見直し

(6)租税特別措置の見直し

(7)夥 点 化税制の 設

法 課税 計

2 課税

(1)ジ の 設

(2) の年 投資上 額の 上

(3)確定 出年金制度の 充

所得課税 計

3 消費課税

(1)自動車重量税のエコカー減税の対象範囲の見直し

(2)国 を越えた 務の提 に対する 費税の課税の見直し

(3)旧3級品の紙巻たばこに係るたばこ税の特例税率の廃止

費課税 計

▲ 6,690

▲ 340

▲ 300

3,970

920

1,790

▲ 100

▲ 750

▲ 150

▲ 50

▲ 20

▲ 220

▲ 190

70

10

▲ 110

▲ 1,080

▲ 4,570

▲ 230

1,630

710

1,410

▲ 20

▲ 1,070

0

0

▲ 170

10

▲ 160

▲ 1,230

平 年 度 初 年 度

合         計

( 1,920)

(20)

財 務 省

平成 27年3月

皆さんの集まりや、

学校の授業などに

出張します!!

 財務省では、税の仕組みや課題、取り巻く経済環境等の共有、 意見交換を目的として、皆さんの集まりや勉強会、職場研修、ゼミ、

中学・高校の授業等に職員が訪問して、お話ししています。 日時、場所、内容など、適宜ご相談に応じます。 お気軽に、下記のメールアドレスにお問い合わせください。

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